脱毛の施術後の肌は非常にデリケートです。適切で正しいアフターケアを行わないと、肌荒れや炎症につながります。脱毛の一般的な方法であるレーザー脱毛は、肌に直接レーザーを照射し、毛根の細胞を破壊することで照射した部分に毛が生えてこないようにするものです。脱毛の施術を行った直後の肌はそのレーザーの熱が残っていることが多く、肌が軽い火傷を負っているような状態になります。普段であればなんともないような刺激でも、敏感に反応し、肌荒れにつながってしまうことがあるのです。
施術後に避けるべき4つのものと行動を知ってアフターケアに臨み、デリケートな状態の肌に刺激を与えないようにしましょう。
また、アフターケアを適切に行うことで、施術の効果をより高めることができます。
不安を減らしつつ効果的に脱毛を成功させましょう。
施術後の肌はこれに弱い!
施術後のデリケートな肌が嫌うものは。大きく分けて4つあります。これらを避けて肌を健やかな状態に保ちましょう。
1.体温の上昇
皮膚の火傷した部分が体温の上昇に伴って痒くなるのと同様に、体温が上がるとレーザー脱毛の施術箇所に炎症や痒みが生じることがあります。脱毛の施術後は体温の上昇するような行動を避けることが必要です。
体温の上昇を引き起こす行動として、まず挙げられるのが入浴です。脱毛当日は湯船に浸かることはせず、シャワーで済ませるようにましょう。次以降の項目で詳しく触れますが、脱毛後のお肌は乾燥や摩擦にも弱い状態です。体の洗い方や浴び終わったあとの行動にも注意が必要です。
また、アルコールの摂取も避けましょう。アルコールの摂取によって血行が良くなり、体温が上昇してしまいます。アルコールには脱毛の効果が薄れてしまう危険性もあります。普段からお酒を飲む習慣がある人で、我慢できない…という方もいるかも知れませんが、最低でも施術前後12時間はアルコールの摂取を避けましょう。
さらに、スポーツやヨガ、筋トレなども避けましょう。筋肉を動かすと人間は体温が上昇します。
その他にはサウナ、岩盤浴、マッサージなども避ける必要があります。
2.乾燥
脱毛後の肌は施術部分から発せられる熱によって水分が奪われ、乾燥し敏感になっています。乾燥は肌荒れに直結するため施術後は日頃よりも丁寧に保湿をし、乾燥を避けることで肌への刺激をできるだけ少なくしましょう。以下の点に気をつけると効果的です。
施術後は毎日のバスタイム後にボディ用のジェルやクリーム、化粧水を塗り乾燥を防ぎましょう。ただし保湿が大切だからといって急に普段使っていないものを使い始めると、肌に合わずむしろ荒れてしまうこともあります。自分の肌に合うとわかっているものがあればそれを継続して使用するのが安全です。また、普段保湿する習慣がない方は、敏感肌用などの刺激の弱い製品を使うようにしましょう。
加えて、こまめに水分を摂ることで体内の水分量も維持しましょう。肌の水分が不足しているということは体内の水分が不足しているサインです。あまりこまめに水を飲む習慣がない人は意識的な水分補給が必要です。
3.摩擦
敏感になっている施術後の肌はいつもより傷つきやすいため、肌がなにかにこすれるようなことは避けましょう。
たとえば、当日のバスタイムで体を洗う際には肌をゴシゴシとこすらないようにすることをおすすめします。石鹸やボディソープはしっかりと泡立てて、その泡で優しく洗うようにするといいでしょう。シャワーを浴び終わったあとに体を拭く際も、優しく丁寧に拭くようにしてください。
また、肌に密着するような服装や下着は避けましょう。動いても肌に当たる回数や面積が少ないような、ゆったりとした服が最適です。
さらに直接肌に触れる洋服選びでは、刺激のある素材を避けましょう。冬場は特に静電気が肌に刺激を与えてしまいます。化学繊維より天然繊維、その中でもプラスの電気を帯びやすい繊維である、コットンかシルクのものを着用するように意識しましょう。
4.紫外線
レーザー脱毛の施術にによりデリケートになった肌は紫外線にも弱く、炎症やシミになりやすい状態になっています。
曇りや雨の日でも紫外線は降り注いでいるため、天気にかかわらず日頃から日傘や日焼け止めなどで対策を行うことが重要です。
また日焼け止めを塗る際は、できるだけ刺激の少ないものを選んで使用することも大切です。前述の通り施術後の肌はデリケートな状態になっていますので、刺激の強い成分の入った日焼け止めは避けるようにしましょう。
まとめ
今回はレーザー脱毛の施術後に避けるべきものと行動をご紹介しました。施術後の肌はとてもデリケートで、体温の上昇・乾燥・摩擦・紫外線は肌荒れや炎症につながる可能性があります。施術当日、または施術後継続的にこれらを避けることで、肌を守り健やかな状態で脱毛を進めることができます。
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