部屋の加湿は肌に効果がない?正しい加湿で肌の保湿を保とう

乾燥している時期には部屋の加湿がとても大切です。部屋の加湿は風邪の予防や肌に良い影響を与えると耳にしますが、加湿は実際肌にどんな効果があるのでしょうか。
乾燥肌に悩んでいる人は部屋の加湿と保湿ケアで改善する可能性がありますが、正しい方法で加湿をしないと逆に肌に悪い影響を与えてしまうので、おすすめの加湿の方法と保湿ケアをご紹介します。

肌が乾燥する原因

肌の乾燥に大きく関わっているのが、肌の一番外側にある表皮の角質層という部分です。角層では角質層がレンガのようにすきまなく並ぶことで「バリア機能」が働き、肌の内部から水分が抜けるのを防いでくれています。しかし肌が乾燥してくると、この「バリア機能」の力が弱くなってしまい、水分が逃げやすい状態となり、これが乾燥肌(ドライスキン)の原因になっています。

部屋を加湿すること自体に肌を保湿する効果はない

実は部屋の湿度を上げたからといって、肌自体に水分が浸透するわけではありません。加湿器を使って蒸気を浴びると、肌に水分がつくので、もちもちとした感覚があり、保湿されていると勘違いしてしまいすが、それはほんの一時的なもので、ほっておくと逆に乾燥肌になってしまうことがあります。それを防ぐために、保湿クリームや化粧水をしっかりつけて保湿を保ってください。

部屋の加湿をするなら加湿器がおすすめ

部屋を加湿する方法はいろいろあります。

・洗濯物を干す
・観葉植物を置く
・定期的に霧吹きをかける
・風呂場のドアを開けておく
・加湿器をつける

これらの方法はどれも部屋を加湿するという意味では効果的です。しかし、洗濯物を干したり霧吹きを定期的にするのは手間がかかりますし、風呂場が遠かったり、観葉植物だけだと効果は少ないです。そのため一番おすすめなのが加湿器です。
加湿器は水を入れるだけで部屋全体を最適な湿度に保ってくれて、の加湿をしてくれて、

加湿器はどんな効果があるの?

乾燥した部屋にずっといると、のどがイガイガして咳き込んできたり、肌がかさついたりすることがありますが、加湿器を使うとどのような効果があるのでしょうか

のどの乾燥を防ぐ

乾燥をするとのどがかすれて痛みを感じたり、せき込んだりするのにはきちんとした理由があります。それは乾燥することにより喉粘膜が弱まってしまい、炎症しやすくなるためです。加湿器をつけることによって、部屋の湿度が上がり、のどの乾燥を抑えることができます。

乾燥肌を防ぐ

乾燥肌は「ドライスキン」とも呼ばれ、皮脂や水分が不足している状態ですが、部屋の加湿は乾燥肌にもおすすめです。前述したとおり、肌の角質層には、バリア効果があり、肌の水分を保ったり、水分の蒸発を防いでくれたりします。しかし、夏や冬にエアコンをつけていると、機能上の問題で、空気中の水分も一緒に吸収してしまうため、エアコンがついている限り部屋の湿度は下がっていきます。そうすると部屋は乾燥して、肌の角質層によるバリア機能は低下していきます。そこで加湿器をつけると部屋の湿度が一定に保たれるので、バリア機能の低下を防いでくれます。

加湿器を使うことによる注意点

加湿器は便利な道具ですが、使い方を間違えると体に悪い影響を与えてしまうことがあります。そこで、間違った使い方をご紹介します。

加湿器の蒸気は直接当てない

最近コンパクトな加湿器が増えていて、机の上や枕元に置いている人が増えています。
置くこと自体は問題ありませんが、ここで注意点が一つ。それは蒸気が直接肌に触れさせないことです。保湿を求めて蒸気を肌に当てると、お風呂に入った後と同じく、その水分が蒸発するときに本来肌に含まれていた水分も一緒に逃がしてしまい、逆効果です。加湿器はあくまで部屋の湿度を高めるものなので、直接肌に当てることはやめましょう。

湿度は60度以上にしない

加湿器をつけて湿度を上げれば上げるほど肌やのどにいいと思う人がいますが、それは間違いで、部屋の湿度としてベストなのは50度~60度です。風邪の原因となるウイルスの感染力が下がる湿度がそのくらいなのですが、それ以上湿度を上げてしまうと、カビやダニの温床になってしまい、アレルギーの原因にもなってしまいますし、肌も逆に乾燥しやすくなってしまいます。

加湿器はこまめにお手入れする

加湿器を使っていて、水がなくなりそうになるたびに継ぎ足してずっと加湿器を使って、あまりメンテナンスできていないことがありますが、加湿器が清潔に保っていないと水垢などがたまって、カビを発生させてしまい、空気中にカビを含んだ蒸気が蔓延してしまう可能性があり、体への影響が悪くなってしまいます。

加湿器を選ぶならハイブリット式がおすすめ

加湿器は大きく分けて4種類あり、それぞれ「気化式」「超音波式」「スチーム式」「ハイブリット式」とあります。それぞれの特徴をご紹介します。おすすめは「ハイブリット式」です。

気化式

加湿フィルターを使うのが気化式の特徴です。容器に水を入れるとフィルターが湿って、中のファンが回ることにより、水分を気化して加湿していきます。水の蒸発を利用しているので、電気代が安いのがポイントです。注意点はフィルターの交換やメンテナンスをしっかり行わないと、カビが発生しやすくなります。

超音波式

超音波式の加湿器は水を入れた容器の底が超音波によって微振動して水を霧のように変化させて放出します。こちらのポイントはフィルターなどを使わないので、最近ではアロマ液などを垂らして香りを楽しむことができるものが増えています。加湿だけでなく、リラックス効果も期待できるのが良い点です。注意点は、超音波式は熱を使わず水を散布する仕組みのため、床に近いと湿ってしまったり、電化製品が近くにあると、故障しやすくなったりする恐れがあります。

スチーム式

スチーム式は熱を利用した加湿器です。タンクの中に水を入れるとヒーターのように水を温めて蒸発し、外に放出する仕組みとなっています。水分を蒸発させるので、加湿が早く、加湿量が多いので、乾燥肌にはおすすめです。注意点としては電気代が他の加湿器と比べで高くなるという点です。

ハイブリット式

今紹介した「気化式」または「超音波式」にスチーム式を組み合わせたのがハイブリット式です。それぞれのいいとこ取りをした仕組みで加湿がスチーム式より遅い二つの加湿器の加湿を早くしてくれます。一台で一年通用するのがハイブリット式なので、加湿器の中では特におすすめです。

加湿後もしっかりと保湿ケアを

加湿器の蒸気では肌自体の保湿は期待できないことは説明しました。そのため加湿器を使った後も十分な保湿ケアや健康管理を行うことが大切です。

・毛穴を開いて角質層をきれいにする
・保湿クリーム、化粧水をしっかりつける
・睡眠をしっかりとる
・栄養バランスを考えた食事をする
・こまめに軽い運動をする

保湿は肌のターンオーバーを整えることによって継続してくれます。
部屋の湿度が上がると肌の表面から蒸発する水分は少なくなりますが、だからといって保湿されるわけではないので、日ごろの保湿ケアは怠ってはいけません。

まとめ

部屋が寒くても暑くてもエアコンなどをつけている人は多いと思いますが、長時間つけていれば部屋はどんどん乾燥していきます。部屋の加湿だけでは肌の保湿はされませんが、乾燥していくのを防ぐことはできます。そのため部屋の加湿をしっかりしたうえで、肌の保湿をしっかりするようにしてください。